のえるな暮らし

泣いても笑っても、明日が最後の日。

いろんな思いが頭をよぎり、なぜだか妙に緊張します。

小さいころ、父が連れて行った近所のパン屋さんは、

種類は少ないですが、小さなショーケースの中に入ったパンがズラリといつも並んでいて。

小さい私の目線にちょうどいい高さにあって、

自分で選んでこれがイイ!って、指をさす。

なぜだか、妙に幸せな気分でした。

「お父さん、私大きくなったらパン屋さんになりたいな」

その、私の一言で、父はパン屋さんに言いました。

「娘にパン工場の中を見学させてください」

と。

何にもない状態から、パンがもくもくと膨らんで、そのパン生地が柔らかく、気持ちがいい事といったら!

ますます、パンに興味がわいたのでした。



夫。



帽子の横にはスマイルのバッチをつけて。

小さなショーケースの後ろ、こんなに狭いところで、一生懸命パンを作ってくれました。

どんな時も、くじけることなく毎日おんなじ笑顔で。

やさしい手作りの味。

とても不便な設備でしたが、工夫がいっぱい。

そんなパンも、明日でおしまい。

今夜、夫婦は徹夜します。

最終日、たくさんのパンを感謝価格にて、販売しますよ。

明日は、きっと泣いているかもしれないけれど、

ショーケースの前でお待ちしていますね。



ちょっと、ゲリラ的なやり方ですが、

駐車場がありません。

田んぼ側に路上駐車、

もしくは、公園ののフェンス側を、ぐるりと囲むように駐車していただければと、思います。

その際､民家の入り口は開けて、止めてくださいね。

ご近所さんには、協力をお願いしています。

オープンは、いつもと同じく9時からです。